日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。 -3ページ目

上を向いて、歩きたかった

上を向いて歩こう

いつもそう思っている。

がしかし、上を向いて歩くことには危険が伴った。

自宅から駅までの道すがら、僕はいつも下を向いて歩いている。

なにも、気分が沈んでいるとか、

絶望しているわけではない。

むしろ、以前になく気力は充溢し頭の中はクリアで、

そして鎮まった心持だった。

だのに、何故下を向いて歩くか?

ということになる。

実にくだらない理由からだ。

それは、歩道に吐き出された痰を踏み付けてしまうからだ。

今朝も、痰を発見しては跳び越えたり、左右に避けてやり過ごした。

発見するたびに数を数えてみたが、

なんと12個もあった。

信じられない数字だ。

早朝でさほど人通りも無いのに、だ。

痰を地面にはきつける位なら、飲み込んでほしい。

自身の中に溜まった毒は吐き出した方がいい事もあるが、

吐き出す場所は 、公の場所であってはならない。

毒舌も

人の悪口も

だから、

みな、下を向いて歩く事になる。

解雇ではない。しかし、同じことだ。

リセット、か

今日、

契約更新しない旨を、

薄っぺらい書面にて通知された



なんてこった





もう


おわってる