一筋の希望の光

妻と会話するようになった。

このブログを、立ち上げる前までは、話を出来るような状態じゃなかった。

なぜか、話している。

俺の中で、何かが変わったのか？

妻の苦言も、聞き流している自分がいた。



このまま、夫婦関係を改善できないまま、終わるのは嫌だ。

昔のように、仲のよい関係に戻りたい。


そのきっかけが、このブログというのも、良いかもしれない。



どうしようもない、この、鬱積した気持ちを、吐き出したくてはじめたブログ。

俺は、変わりたい。

ただ生きるだけじゃなく、生きていてよかったと思えるように。

毎日のように罵られ

俺はいったい何なのだ。



顔を見るたびに、罵られる。

「どうせ遊んでいるんだから、車の運転してよ」

といわれ、買い物に出かけた。

運転手である。

助手席で妻は、腕組みをして、前方を見据えている。

車が飛び出してきた。

俺は思わず急ブレーキを踏んでいた。



「危ないじゃない！まったくもう！いつも、横ばかり見てるからよ！」




横など見ていない。

それに突然、車が飛び出してきたのだ。

俺のせいじゃない！

よく反応した。そう褒めてもらいたいくらいだ。

おれも、むっとしてそれから、口を噤んだ。

こんなやつと、話したくない。


ショッピングモールまで、無言である。

妻は、自分の見たいものだけを見て周り、俺は下僕のように

その後をついてゆく。



「どこか見たいものあれば、見てくれば」

「ないよ」



即答だ。

その日も、心の平穏はなかった。